上智大学 理工学部 ユニット研究部門
RNAターゲット創薬デザインユニット
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RNAは新たな創薬標的としてはもちろん、新しいタイプの医薬品としても近年注目を集めています。RNAターゲット創薬およびRNA創薬を加速させるためには、RNAの立体構造情報の取得が必要不可欠です。
「上智大学理工学部RNAターゲット創薬デザインユニット」は、独自のRNA分子デザイン技術・結晶化技術・構造解析技術などを駆使してRNAターゲット創薬・RNA創薬を推進しています。
2022年度からは国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の生命科学・創薬研究支援基盤事業(BINDS)事業に採択され、アカデミアや製薬企業の創薬研究をサポートする「RNA ターゲット創薬のためのRNA 分子設計・共結晶化・試料調製支援と高度化」の研究も行っています。
About our research unit
What we offer
RNA-低分子医薬品 共結晶化
(AMED-BINDSプロジェクトなど)
創薬標的はタンパク質が主流でしたが、近年はRNAにも注目が集まっています。独自のRNAモデル分子の設計技術とRNA結晶化技術を駆使して、薬剤標的RNAと低分子医薬品との共結晶化を迅速に行います。
RNA 立体構造解析
豊富な構造解析経験と独自の構造解析技術などを駆使して、RNA単体や医薬品との複合体のX線結晶解析を行います。
RNA-核酸医薬品 共結晶化
(AMED-BINDSプロジェクトなど)
核酸医薬品は、低分子医薬品とタンパク質医薬品に次ぐ第三世代の医薬品(中分子医薬品)として注目を集めています。核酸医薬品への利用を想定した修飾ヌクレオチドを含むRNA試料の結晶化も行います。
核酸医薬品のデザイン
RNAの立体構造モチーフやA-U, G-C以外の特殊な塩基対を活用した新しいタイプの核酸医薬品のデザインを行います。
Research projects
Members
2004年3月 東京工業大学大学院生命理工学研究科博士課程修了。博士(理学)
2004年4月~2010年3月 ストラスブール大学IBMC-CNRS 博士研究員。2010年4月より上智大学理工学部に着任、2023年より現職。mRNAターゲット創薬研究機構理事。
近藤 次郎
上智大学理工学部
物質生命理工学科 教授
2018年3月 上智大学大学院理工学研究科理工学専攻博士後期課程修了。
博士(理学)
2018年4月 上智大学特別研究員
2019年4月~2023年3月 ストラスブール大学IBMC-CNRS 博士研究員。
2023年4月より現職。
金澤 宏樹
上智大学
AMED-BINDSプロジェクト
博士研究員
2014年3月 上智大学大学院理工学研究科理工学専攻博士前期課程修了。
修士(理学)
小金井 麻衣
上智大学
AMED-BINDSプロジェクト
研究員