RESEARCH
核酸の立体構造研究
Nucleic Acid Structural Biology
核酸医薬品のデザイン・開発
Nucleic Acids Therapeutics
上智大学生物物理学研究室は世界でも珍しい"核酸"に特化したX線構造生物学の研究室です。当研究室で独自に開発した核酸分子結晶化法・構造解析法を駆使して、生体内ではたらくDNAやRNA分子の立体構造を明らかにしています。
核酸医薬品はDNAでできた新しいタイプのお薬で、低分子医薬品やタンパク質医薬品に続く第三世代の医薬品として注目を集めています。当研究室では立体構造情報に基づいて新しいタイプの核酸医薬品をデザイン・開発しています。
ナノマテリアルのデザイン・開発
Nucleic Acids Nanotechnology
DNAは直径わずか2ナノメートル(10億分の2メートル)の細長い分子で、生体適合性が高く環境負荷が低いという優れた特性をもっています。当研究室では、立体構造情報に基づいてDNAでできたナノデバイスをデザイン・開発しています。
ABOUT US
近藤 次郎 教授 / Prof. Jiro KONDO
1976年 茨城県水戸市生まれ。東京工業大学大学院でノンコーディングDNAの構造解析に従事し、現在でも最も大きいDNAらせん構造である「DNA八重らせん」を発見。2004年 博士(理学)を取得後、フランス・ストラスブール大学でリボソームRNAを標的とする低分子医薬品のデザインに取り組み、独自の研究手法「動画X線結晶解析法」を確立。2010年に上智大学 理工学部 物質生命理工学科に着任。2015年 科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞 受賞。2019年3月 ストラスブール大学客員教授。NPO法人mRNAターゲット創薬研究機構 理事。
学生 / Students
修士課程2年(M2):1名
修士課程1年(M1):6名
卒研生:日本語コース4名
CONTACT
〒102-8554
東京都千代田区紀尾井町7-1
上智大学 理工学部
物質生命理工学科
生物物理学研究室
個人研究室:9号館 655D
実験室:9号館 655C
電話番号は公開しておりません。ご連絡はe-mailにてお願いいたします。
j.kondo[at]sophia.ac.jp